ROTEXとその活動

今回は、ROTEXとはどういうものなのかについて詳しく見ていこう。さて早速だが、ROTEXという名称の由来は、ROTary EXchangeからきている。ROTEXとは、国際ロータリー青年交換プログラムの派遣期間を終えた青少年交換学友(=ROTEX)のことである。つまり、世界各国で様々な経験をした青少年交換プログラムのOG・OBということだ。この記事を書いているのもROTEXだ。

次に、ROTEXの活動についてみていこう。ROTEXの活動は帰国後から始まる。我々ROTEXの役割は多岐にわたる。具体的な活動としては、青少年交換委員会のサポートとして、来日学生の通訳をしたり、生活でのサポートを行なったり、常に来日学生に寄り添い、安心して生活できるように心掛けている。また、海外での留学経験を活かして、これから派遣される学生に自身の体験を伝えアドバイスしたり相談にのったりすることで、派遣前や派遣中の学生の心のケアもしている。私自身ROTEXの先輩に幾度となく助けていただいた。

他にもさまざまな活動を行っている。地区によって活動内容は異なっているが、活動は自分たちで企画運営することもでき、活動の幅は無限である。帰国後も派遣学生時代に得た見聞や、ROTEXの立場だからこそ浮かぶアイデアを活かせる場も提供されている。

活動回数は特に決まっていないが、青少年交換委員会開催のオリエンテーションへの参加はもちろん、地区によって月に一度ミーティングをしたり、ROTEXの交流を深めるイベントを開催したりしている。コロナ禍で思うように活動できないこともあったが、全国のROTEXとの交流を図るオンラインミーティングも開かれ、制限があったおかげで繋がることができた縁もある。人との繋がりの大切さを実感できることもROTEXとして活動する魅力の一つだ。活動への参加は任意であるため、帰国後の進路や学業、その他の活動と様子を見ながら行うことも可能だ。

我々ROTEXは、交換留学での経験をロータリーに還元しながら、国際的なつながりを維持していく。ロータリー青少年交換プログラムでの派遣は、多くのユニークな先輩方にも支えてもらえ自分が挑戦したいことに思いっきり飛び込んでいける。ぜひ、我々と一緒に活動してみませんか?
(2019-2020 イタリア派遣 C.I.)