交換留学中の日本の学校での扱いと帰国後の進路

交換留学をするにあたって気になることとして、交換留学中に日本の在籍校で単位や出席などどのように扱われるか、帰国後の進路についてなどが挙げられる。今回は、事前にROTEXに対し取ったアンケートの結果を基に詳しく述べていきたい。9月19日時点、33人の回答をデータとして使う。

まず、「交換留学の際、休学(進級)、留年、退学どれを選びましたか?」というアンケートを取った。結果は、休学72%、留年6.1%、退学3%となった。

主な内容として、
「留年扱いとなり、元の学年に復学した」
「交換留学先で取得した単位を日本の高校でも認めてもらえた」
「交換留学期間も出席の扱いとなり、そのまま進級した」
「事前に卒業論文を提出し、現地の学校で発行してもらった在学証明書を提出することで卒業した」
というケースがあった。

また、まれに派遣中に現地学校と協議した学生もいるものの、ほとんどの人が派遣前にこれらの選択をしている。交換留学中の扱いについては学校によって対応が違うため、在籍校へ事前に確認する必要があり、よく相談していただきたい。

それは、ロータリープログラムの交換留学は単位取得を目的としていないため、進級や進学に必要な各種証明書の発行は、事前に学校や交換先と相談し決めておく必要がある。

次に、「交換留学後の進路」については、ほとんどの人が国内の大学に進学し、海外の大学3%、専門学校3%であった。今回の結果では就職したという人はいなかった。

これらの結果から、帰国後も進学し、自分の将来のビジョンに合わせて学び続けていることがわかる。ロータリーでの交換留学は皆さんの将来を考える際に大きな意味を持つことになるはずだ。

また、ロータリーで交換留学することで帰国後も仲間と将来について相談したり支え合うことができたりする。わからないこと、困ったこと、この記事を読んでくださったあなたに伝えたい。ロータリーにはROTEXという強い味方や、背中を押し支えてくださるロータリアンがいる。私自身も何度もROTEXの先輩や仲間、ロータリアンに助けていただいた。派遣中はもちろん、派遣前後もたくさん心の支えになって頂いた。だからこそ、これからはROTEXとして支えていきたいと思う。ここはたくさん素敵な人が集う場なのだ。自分の可能性を自分の手で切り開いていける環境がここにはある。

(2019-2020 イタリア派遣 C.I.)