交換留学を決意した理由

今回は、交換留学を決意した理由について深掘りしていこうと思う。それが、大学ではなくなぜ高校生で留学をするのかという意味も理解していただけるはずだ。

まず、一番多い理由として挙げられるのは、
「異文化を肌で感じたかったから」
「学校が勧めてくれたから」
「広い視野や価値観を身につけたかったから」
この3つで、アンケート回答(33人回答)の6割以上を占める。漠然とした海外への意識が、帰国後の進路に繋がった経験者がロータリーの交換留学では多い。

一番少なかった理由は、「語学力を伸ばしたかったから」
ロータリーの交換留学では、英語圏への派遣が少ないため、学生のほとんどが交換留学をきっかけに新たな言語や文化に触れる。語学力がメインの留学ではなく、「親善大使」という形で派遣されるからこその回答結果だと言える。

その他、
「知り合いが留学経験者だったから」
「家族や知り合いにロータリアンがいたから」
「ただ純粋に海外に行ってみたかった」などがあった。
やはり“留学”を志望する者の意志が強くない限り、結果として成功しない。それ以前に、ロータリーの交換留学生として派遣される選考試験に合格できない、とも言える。

実際、私は父がロータリアン(=ロータリークラブに所属する会員)ということもあって、ロータリー青少年交換プログラムでの交換留学に興味を持った。もともと異文化交流について強い憧れがあり、父にロータリーの来日学生との交流会に連れていってもらった。彼らの日本に対する熱意や、異国の地で馴染もうと努力する姿に胸を打たれ、選考試験を受けることを決意した。

高校生で留学をするべきなのか、大学入学以降で留学をするべきなのか。留学を希望するあなた自身だけでなく、親御さんも一度は迷うトピックだ。大学で留学する場合、学問領域が決まっていたり、語学のみがメインだったりするだろう。高校で留学をすれば、学問領域に囚われることなく学ぶことができる。したがって、帰国後の進路に留学経験を活かすことができる。海外での価値観を得たり、偏りなく経験・吸収するには高校生のうちがベストではないだろうか。

最後に、私たちROTEXの多くはロータリーの青少年交換プログラムで交換留学ができて本当に良かったと思っている。派遣前の研修期間には来日学生と交流し、現地滞在中は現地の学校に通い、他国からプログラムに参加した交換留学生とも交流がある。多くの異文化交流を通して、将来へ一緒に大きな夢を持ちましょう!

(2019-2020 ドイツ派遣 C.I.)